漫画教科書の話題が、進研ゼミのサイトで載っていました。
これは高校の数学の教科書で、大阪在住のある一出版社が漫画を多用したことで、トピックになり、論争を醸しだしたとの記事でした。
「高校の教科書に漫画?」と不思議がったり、違和感を握りしめる親御さんも多いと思いますが、そこに至るまでのいろいろな背景があるようです。
進研ゼミのサイトニュースによれば、その数学教科書は約180ページ中、約70ページを漫画を使っての学習内容ということです。
確かに漫画の比率が、随分と高いような気がしますね。
教科書内容としては、数学の嫌いな高校生がタイムスリップしてしまい、理解できるまで現代には戻れないというストーリーです。
ただ、これは検定時の話で、実際は検定でこの漫画の多さに検定意見がついてしまい、結果的には漫画は20ページに減ったそうです。
以前なら漫画を教科書に使うこと自体、そのものが「ダメ」と言われそうでしたから、20ページとは言え認められたということは、それなりに必要性があるという判断を文部科学省もしているということです。
進研ゼミは以前から漫画をいろいろと利用していますが、それだけ学習効果があるということでもあります。
新規入会者を獲得する手段に、進研ゼミは、ダイレクトメールなどをよく使います。
進研ゼミから対象になるお子さんをお持ちの方は、ダイレクトメールをいちどは見たことがあると思います。
進研ゼミの手慣れたところは、ダイレクトメールやPRなどに漫画を多用して、お子様にとって親しみのあるコンテンツにしているところです。
学習というものに対して抵抗意識を持たれないよう、漫画を使ってわかりやすくするという作戦は大成功のようです。
わたしは年少のころ、よく学習漫画を読んでいました。
学校の図書室にあったのですが、日本の歴史や世界の歴史、科学のことなどが漫画になっていて、授業ではつまらなかったことでも、漫画になったことで楽しく習い覚えることができました。
進研ゼミのサイトでも中学講座などでWEB漫画をやっていた時期もありましたが、残念ながら今はとりあえず終了しているようです。
親御さんの中には「漫画なんて・・・・」と言う方もいらっしゃいますが、とりあえず学習というものに関心を向けさせるきっかけとしての漫画であれば、決してマイナスではないと思います。
漫画などを使ってより楽しく学習できるように、進研ゼミがもっと試行錯誤し、学習漫画を多用したらいいなと思います。