「赤ペン先生」で親しまれている呼称は、ベネッセコーポレーションの通信教育教材、「進研ゼミ」における、添削指導員のことです。
「赤ペン先生」はベネッセコーポレーションの登録商標で、添削指導員は会員から送付されてきた添削課題に直に手書きで指示する人達です。
添削指導員の人材採用は記述試験、書面審査、面接試験で行われ、採用後は実例などを扱いながら現実的な学習研修が課されます。
「進研ゼミ」では小学講座・中学講座・高校講座それぞれのテキストに、受講科目のペーパーテストが綴じ込まれており、それを解いて返送すると、赤ペン先生が丁寧に答案を採点し、答案の出来具合に合わせた勉強アドバイスなどを赤ペンで記入して送ってくれます。
「小学講座」の赤ペン先生だけは担任制を採っており、1年間は基本的にそれぞれひとりの先生が担当してくれます。
添削の内容だけでなく、自分が書いたコメントに赤ペン先生が返事をしてくれるフリーコメントも楽しみのひとつです。
先生をわざと困らせるコメントを考えるのが、流行した時期もあったようです。
ちなみに同様の添削制度は「こどもちゃれんじ」にも存在し、「あったかおてがみ」に絵などを描いて送ると「あったかせんせい」から返事がもらえるそうです。
残念ながら、しまじろうあてに手紙を出しても返事は来ないそうですが(笑)